Nikon クラシカルなルックスのフルサイズ一眼レフ「Df」を発表

投稿日時 2013-11-05 17:26:08 | カテゴリ: カメラ(レンズ交換式)

ずっとティザー広告を流していたNikonの新モデル一眼レフ、発表になりましたね。
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/df/index.htm
やはりクラシカルな外観のフルサイズ一眼レフで、名称は「Df」。

外観はF3を思わせるような感じですが、随所に現行モデルとの共通点があり、完全にクラシカルなイメージかと言うと、富士のXシリーズなどほどは徹底されていない感じはあります。特に背面。上面液晶の割り切った表示などは好きですが、背面のデザインはもう少し工夫して欲しかったですね。
シャッター速度だけでなく、ISO感度や露出補正まで専用ダイヤルがあり、マニュアルでの操作を意識した作りですが、気になるのはサブコマンドダイヤル。
触ってみないと何とも言えませんが、見た感じだけだと操作性が良いようには見えないので、重要なダイアルだけに少し気になる所です。
外見のデザインでは、もう少しボディを薄く、そしてグリップは後付けオプションとかにしてくれたら凄く嬉しかったですが、まぁデジタルはボディ内に詰め込まないといけないものが多過ぎますからね。難しいでしょう。

撮像センサーや画像処理エンジンはD4と同じものと言う事ですが、D4自体が少し前のモデルになるので、それを今更搭載する事の意味というのはどうなんでしょうね?
もちろんスペック上に現れる事だけでなく、ダイオードより前にあるマイクロレンズやローパスやUV/IRカットなどの各種フィルター類は普及機とフラッグシップでは違うようですし、D4のそれはかなり良いものであると私も感じてはいましたが、総合的に見て、コストまで含めてみるとD610のセンサーと処理エンジンの方が良いような、、、
まぁ、この辺りの感じ方は個人差がありますし、「フラッグシップ機と同じもの」という安心感は別格の物があるでしょうから、それはそれで意味のあるものなのかもしれません。

心配点や疑問点から入ってしまいましたが、このカメラ、外観がクラシカルなだけの見かけ倒しとは訳が違います。
なんと非Ai系のレンズまでサポートしていると言うから驚き!
何と可倒式の露出制御爪が装備されていて、登録したレンズだけとは言え露出制御が可能になっているんです。
30年以上も前の過去のレンズ資産。メーカーとしてはそこに拘っているとコストばかりが嵩んでしまうので、できれば適当な所で切り捨てて行きたいものだとは思いますが、非Ai系のレンズまでを現行モデルに正式サポートさせてしまう辺り、Nikonと言うメーカーの信念が伺えますね。
とても好感が持てます。

さて、このカメラ、画質はもちろん折紙付きで、操作性も速写性は別としてダイアルによる直感的な操作が可能なのはストレスない撮影には吉でしょう。
気になるのはお値段。
同時期に発売のD610がNikon Directで198,000円(ボディのみ)なのに対して、Dfは278,000円(ボディのみ)と、8万円高。
少し前のモデルとは言え、D800が298,000円(ボディのみ)ですから、ボディとしてはかなり高価な部類に入りそうです。
正直、「D600系のバリエーションモデルで3万円高」くらいを想像していたので意外な価格帯でした。
AFなどはD600系と同等のようですし、おそらくボディそのものはD600系をベースにしつつ、センサーと処理エンジンはD4のもの。センサーとエンジンが同じなのに連写速度が遅いのも、シャッターやミラー周りのユニットがD600系と同等のものだからでしょう。
そう考えて行くと、8万円高を許容できるのかは難しいですね。
非Ai系レンズユーザーの人にはメリットが大きいでしょうし、マニュアル操作の魅力も大きい。
だけど、本当にこの8万円という価格差をどう思うかは、「撮影を楽しみたい」のかどうかと言う部分になってくると思います。
「写真を撮るという事自体の楽しさ」とはまた別の部分にある、「カメラという道具を扱う楽しさ」とでも言うのでしょうか。
例えば釣りで、カーボンファイバーの竿を使った方が「釣果」という「結果」を得るためには圧倒的に優れていても、敢えて竹の竿を使って釣るまでの「過程」を(も)楽しむという人もいます。
その「過程」を楽しむために払う価格差、と考えれば、十分に許容できるものかもしれません。
そう考えればAFの件も私ならMFのAi ニッコールを使うでしょうしね。そうすれば絞りリングで絞りを操作する事もできて、フルマニュアルで使えますから。
でも、それならMF専用ファインダーにして欲しかったなぁ、、、なんて(笑)




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