スポンサードリンク

サイト内検索
新着情報 (日付順)
メインコンテンツ テーマの見つけ方 (2014-7-5 2:21:34)
テーマの見つけ方 以前にこちら でもテーマについて書いていますが、「見つけ方」という観点で整理してみたいと思います。 写真教室に通ったり、雑誌などで添削されると、必ずと言って良いほど言われるのが「テーマを持って撮影しなさい」とか「テーマが不明瞭」といっ ...
ニュース Featured Photos選出 (2013-12-23 4:04:29)
My ポートフォリオ(作品集) 名古屋ポートビル (2013-12-23 3:56:03)
My ポートフォリオ(作品集) 木曽路を歩く (2013-3-1 5:00:08)

アクセスカウンタ
今日 : 482
昨日 : 582
今週 : 2191
総計 : 1826736
他サイト更新情報
スポンサードリンク
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

トップ  >  レビュー・コラム  >  写真四方山話  >  デジタル一眼と一眼レフ、「一眼」という言葉
デジタル一眼 一眼レフ 一眼

最近、デジタル一眼という言葉をよく耳にするようになりました。
え?そんなの前から使うって?
確かに「デジタル一眼レフ」を略してデジタル一眼と呼ぶことは良くあったのですが、最近のは事情が違うようで、オリンパスやパナソニックから出ているミラーレス機なども含めた総称として使われているようです。
パナソニックのWebサイトでは「デジタル一眼」という分類の下にL-10が「デジタル一眼レフ」、G1やGH1が「ムービー一眼」、GF1が「ファンションムービー一眼」などとなっています。
従来のデジタル一眼レフとミラーレス機を含めた呼び方として使っています。
オリンパスでは「デジタル一眼カメラ」という分類の下にE-3などのデジタル一眼レフと、E-P1/E-P2の「マイクロ一眼」が分類としてあり、これも総称として使われているようです。

しかしこの「デジタル一眼」という言葉の使い方について色々な場所で論議が巻き起こっているようです。GF1やE-Pなどについては特に「一眼と呼んでいいの?」と。
中にはビューファインダー(VF)が無いと「一眼らしくない」という理由から違和感を覚える方もいるようですが、では「一眼」とはそもそも何のことなのでしょうか。


■一眼とは
最近は馴染みが薄くなってしまったかも知れませんが、もともと一眼というのは一眼レフカメラの略称で、二眼レフカメラと区別するための呼び方でした。
この「○○レフ」というのはレフレックスミラーを持った「レフレックス式ファインダー」を持ったカメラの事で、特に一眼と二眼を区別しない場合はレフレックスカメラなどとも呼びます。
つまり「一眼」、「二眼」というのはレフレックスカメラの中の種別を表す言葉なんですね。
もともとは二眼レフがもとなのですが、二眼レフには弱点があります。
二眼レフカメラというのは撮影用のレンズとファインダー用のレンズが別になっていて、それぞれがヘリコイドなどで同期して動いてピント合わせをするようになっています。
そのため近接撮影では基本的にファインダーで見ている像と撮影される像の間に生じるずれが大きくなってしまいます。
多くはレンズ交換ができないものだったので、古くからカメラを使われている方は「一眼レフ=レンズ交換可能」というイメージを持たれる方もいるのではないでしょうか。

一眼では二眼レフのそうした弱点を克服し、レフレックスミラーをシャッターが切れる瞬間には光軸から像面から移動してしまう構造を採用して撮影用のレンズを通した映像を見て撮影する事を可能としたカメラだったわけです。
つまり一眼レフというカメラの最大のメリットは「撮影される映像を直接確認しながら撮影できる」という点になり、それが「一眼」であるという証しでもあるわけです。

※オマケの話
因みにレンジファインダーなどでも近接撮影ではファインダー像との間の差異が問題になりますが、マクロレンズなどは間にレフボックスというものを入れて一眼レフカメラのように撮影用レンズを通した像を確認できるようにする方法もありました。
レンジファインダーでも一眼式、二眼式という事がありますが、これは一眼式が距離計の片方をフレーミング用のファインダーと共用にしているもので、二眼式というのは距離計のファインダー窓が2つと独立したフレーミング用のファインダー窓が1つあるもので、こちらも二眼式の方がもとになっていて速写性などを高めるために一眼式へと移って行ったという事です。
また、多くの方は一眼レフというとEOSやニコンのFなどに代表される「35mm一眼レフ」を連想されるかもしれませんが、中判カメラにも一眼レフは存在し、コンパクトカメラのように見えるカメラの中にも一眼レフは存在します。もちろんレンズ交換ができない一眼レフも。


■デジタル化後の現状
最近というか、デジタル化が進み液晶画面でライブビュー表示ができるようになると、コンパクトデジタルカメラでも同じように「撮影される映像を直接確認しながら撮影できる」という状況になってしまい、それだけで「一眼」とすると携帯電話のカメラまで一眼と呼ぶことになってしまい上手くありません。

しかし私は結果的にコンパクトデジタルとライブビューが可能な「一眼」は同じ所に行き着いたとはいえ、その二つが「同じ」だとは思っていません。
コンパクトカメラの方は一眼レフの「撮影される映像を直接確認しながら撮影できる」という機能が便利だと感じつつも、大型化を避けるためにレフレックス機構を使えずにいたが、デジタルになってレフレックス機構を使わなくても可能になったために必然的に実装した。
一眼レフの方はデジタルになってレフレックス機構から解放されて小型化も可能になり、コンパクトカメラのようなスタイルも実現可能になった。
両者が異なるアプローチから同じ結果に行き着いたとも言えますね。
ただし結果が同じだとは言えそこにはコンセプトの大きな隔たりがあると思います。
コンパクトカメラは「コンパクト」であることが信条です。「コンパクトである」ということは常に相対的な評価でしかありませんから、「一眼」の方がコンパクトになってくるのであればよりコンパクトにならなければ存在意義をなくしてしまいます。
対して「一眼」の方はシステム性の高さやレンズも含めた画質の良さ、そういうものを完全に捨ててまで小型化に走ることはできないと思います。
現状はその双方の間でバランスをとりあっているというかせめぎ合っているような状況にあると思います。


■これからの「一眼」の定義とは?
一眼というフレーズを使う言葉は他にも「ネオ一眼」という言葉がありますが、これは「ネオ」、つまり「新しい一眼レフ」という意味で、レフを略しているだけだと思いますが、実際にレフレックス機構もないので敢えて付けなかったのかもしれません。
「デジタル一眼」に使われている「一眼」の場合は「一眼レフ」を略した「一眼」ではなく、「一眼レフ」から意図的に「レフ」という言葉を取り除いて使っている(少なくともパナソニックやオリンパスでは)わけですが、そういう場合に「一眼」という言葉をどうとらえるのか。
単純に考えればレフレックスミラーを取り除いたというだけに取れますが、パナソニックやオリンパスではGF1やE-Pも「デジタル一眼」というカテゴリーに分類してビューファインダーまでも取り去ってしまい、とても「一眼ルック」ではないカメラも「一眼」としています。

そしてその両メーカーでは、レフレックスミラーから解放された「一眼」というものはとても自由で、これから進化していく中で様々な可能性を持っている、そしてビューファインダーを捨てるという可能性を一つGF1、E-P1というカメラで見せたとも考えられます。

そうやって考えるとビューファインダーが無くてコンデジっぽいルックスだとは言え、GF1やE-P1を「一眼」と呼んではいけないという事はないと思います。
もともとミラーレス機というのは「ミラーレス」というくらいなので一眼レフの「レフレックスミラー」が「レス」つまり取り除いた機種を指すわけで、「ミラーレス一眼」などとも呼ばれますし、特にE-P1の方はPEN F(こちらもコンパクトカメラのような見た目ですがレフレックスミラーを持つ完全な一眼レフ)がもととしてありますから、そこからの進化系と考えれば間違いなく「一眼の系譜」であると言えます。

つまりこれからの「一眼」はレフレックスカメラの中の種別としてではなく、システム性や画質という点、もちろん操作性やボディの品質についてもですが、そうしたものが「一眼と呼んで遜色ないのか」という「ユーザーの訴求を満たすのか」が条件になってくるのだとおもいます。
もちろんデジタル一眼レフがその条件を満たし「一眼」に内包されるのは言うまでもありませんが、例えば昔あったレンズ固定式の一眼レフ。レンズ交換ができなくてもレフレックス機構を持てば当然一眼レフですが、場合によってはシステム性という点で満足がいかないかもしれません。
これがデジタルになってレフレックス機構を持たない場合、今のネオ一眼などがちょうどそうしたポジションにありますが、それらのカメラがシステム性や画質でユーザーの訴求を満たさない場合は「見た目が一眼レフ」でも「一眼」と呼ばれなくなる可能性もありますね。ネオ一眼という言葉の成り立ちからすると可能性としては低いですが。


■しかし○○一眼は今だけにして欲しい
だたし現状でマイクロフォーサーズやサムスンのNX10のようなミラーレス機を「○○一眼」と呼ぶのは良いと思うのですが、個人的には何か新しくてピッタリとはまる呼び方が出てきてくれないかとも思います。
それというのも、今は「一眼レフに劣らない、一眼レフに等しい」というニュアンスで良いと思いますが、液晶モニターやコントラストAFなどが進化、もしくはそれらに変わる新技術が登場して光学ファインダーや位相差式AFを超えた後には何が残るのか。
完全ではないとはいえ、せっかく「レフレックス機構」という最大の呪縛から解き放たれたのだから、「一眼」という言葉の呪縛を自ら作ってしまわないようにして欲しいものです。

プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:412 平均点:5.22
前
写真を撮るときの「テーマ」について考える
カテゴリートップ
写真四方山話
次
一眼ムービーで使うマイクを考える




Notice [PHP]: Undefined index: title in file modules/xhld0/class/headlinerenderer.php line 313