スポンサードリンク

サイト内検索
新着情報 (日付順)
メインコンテンツ テーマの見つけ方 (2014-7-5 2:21:34)
テーマの見つけ方 以前にこちら でもテーマについて書いていますが、「見つけ方」という観点で整理してみたいと思います。 写真教室に通ったり、雑誌などで添削されると、必ずと言って良いほど言われるのが「テーマを持って撮影しなさい」とか「テーマが不明瞭」といっ ...
ニュース Featured Photos選出 (2013-12-23 4:04:29)
My ポートフォリオ(作品集) 名古屋ポートビル (2013-12-23 3:56:03)
My ポートフォリオ(作品集) 木曽路を歩く (2013-3-1 5:00:08)

アクセスカウンタ
今日 : 233
昨日 : 460
今週 : 2358
総計 : 1774720
他サイト更新情報
スポンサードリンク
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

トップ  >  レビュー・コラム  >  写真四方山話  >  自分にとって写真とは何なのか?
写真 フォトグラフ
「自分にとって写真とは何なのか?」
これは常に自問自答していて、答えが出たと思っても次の瞬間にはまた迷ったり、時を経て行くうちに変遷したり、状況によっても変わったりするもので中々難しいものなのですが、現時点での「自分にとっての写真」が何なのかを少し纏めておきたいと思います。

端的にいえば私にとって「カメラは絵筆であり、写真は現実と非現実の狭間を描く光画」であると言えます。
もちろん家族などを撮るときには「記録する道具」でもあるわけですが、作品としての写真を仕上げる上ではカメラは絵筆です。

例えば「夕暮れの町並み」という光景を描き留めたいと思う「心の出所」は画家も写真家も同じだと思います。
その違いはスケッチブックと筆などを使うのか、レンズとフィルムを使うのかの違いでしかないわけで、しかも写真はもともと絵画の手法の一つだったわけです。

「作品として描くか、記録として残すか」「写真と言う言葉が嫌いだ」でも少し触れていますが、

「写真は所詮二次元の静止画で、現実とはかけ離れた世界」

です。
これは写真というものを卑下しているのではなく、私は「だからこそ面白い」と思っているのです。
「写真(カメラ)は真実を写さない」です。
真実はフォトグラファーが意図して表現(加工や演出という意味では無いですよ)し伝えるものであって、カメラという道具がオートマチックに記録してくれるものでは無いと思っています。

一方でカメラは「現実に非常に近い記録ができる可能性のある道具」でもあります。しかも瞬間的に。
石川 直樹(いしかわ なおき)さんが何かのインタビューで「写真が表現であるとは思っていないんですよ。写真は世界の端的な模写ですし、表現から遠く離れて記録に徹したときに、写真そのものがもつ力が表出してくるようにも感じています。」と答えていましたが、それもひとつの真実で方法論だとは思いますが、ただ私は「撮影者が撮影するシーンを選び、限定されたフレームの中に切り取るという行為そのものが主観を持った表現」だと思っています。

ひょっとしたらフレームのすぐ外には、そのイメージと全く正反対の事を示唆するものがあるかも知れません。
例えば「美しい大自然」を写した写真のフレームのすぐ外に「産業廃棄物の山」があるかもしれません。「貧困にあえぐ人々」の横には意外と「嗜好品を楽しむ余裕のある人々」の暮らしがあるかも知れません。

「本来の現実・真実」から「切り取る場所」によって「伝わる現実・真実」は変わってしまうのです。
そういう事しかできないカメラという道具を使う中で「真実」を伝えるには「伝える側の人間性」が大きくかかわってくるでしょう。
だから私は「写真は真実を写さない、伝えない」と思うのです。真実を写し伝えるのは「カメラを持った表現者」です。
もちろん道具はカメラでなくても良いわけですが、私はカメラを選んだというだけですね。

その前提に立った上で人によっては現実を極力忠実に再現する事で真実を伝えようという人もいると思いますし、私自身そういう表現も大好きで、ものによってはそういうアプローチももちろんするのですが、もっと心象的に「現実とはかけ離れた真実」を伝えようとする表現も好きで、私の場合はどちらかと言うと積極的にイメージを乗せた作品が多いですね。
もっと言えば創作段階では真実だとか現実だとかに捉われず、もっと自由に、心赴くままに表現されたものがあっても良いと思っています。
なかなかそこまで奔放になり切れませんけどね^_^;
一つの理想ではあります。

だからこそ自分にとってカメラは常に絵筆であって、シャッターを切ったからといって単純に真実を伝える事は出来ないと思っているし、現実の再現にだけ捉われ過ぎないようにと思いつつ、画的なインパクトだけに捉われて本質を見失わないようにと思っているから私にとっての写真は「現実と非現実の狭間を描く光画」なんですよね。
真実を写すよりも光で描きたい。そんな感じです。
あくまで「今の所」ですけど(笑)


(記・2010/11/28)
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:181 平均点:4.97
前
写真という言葉が嫌いだ
カテゴリートップ
写真四方山話




Notice [PHP]: Undefined index: title in file modules/xhld0/class/headlinerenderer.php line 313